百三十三回目 ☆イーシャンテンの構え方・その6(実戦編)☆
- 2005年03月07日 (月) 20:55
- カテゴリ:木村和幸の「ザ・ベストクエスチョン」
☆イーシャンテンの構え方・その6(実戦編)☆
百三十三回目<役満条件での打ち方>
今回は、2003年度ミューカップイン九州決勝戦の牌譜より忍田プロの打ち筋を例題にします。
準決勝を終えた時点で、トータルトップの黒澤ツアーとのポイント差は35.5ポイント。
優勝を目指すには少し苦しいポイント差です。
そして、決勝戦もオーラスを迎え、黒澤ツアーからは13800点離された3着目。
優勝条件は、黒澤ツアーかトップ目から三倍満を直撃するか役満ツモのみ、という絶望的なもの。
そこで手にした配牌が、
ドラ
役満どころか、マンガンすら程遠いものでした。
しかし、第1ツモでを重ね、2枚切れの打
3巡目に引いた初牌のを残し、打
4巡目にを暗刻とし、打
5巡目にはを重ねて、打
で、以下のテンパイ。
ドラ
しかし、優勝条件は役満ツモか三倍満直撃のみ。
このテンパイでは、まるで意味がない忍田プロは、上記の手牌に、7巡目にをツモると、役満を目指してイーシャンテン戻しのある1打を切り出した。
ここまでの捨て牌は以下の通り。
東家 山本裕司 17000
↓ ↓ ↓
南家 黒澤耕一郎 37400
↓
西家 伊東直毅 42000
↓ ↓
北家 忍田幸夫 23600
↓ ↓
それでは、今週の問題です。
以上の状況下から、役満を目指して忍田プロが切り出した1打を推理してください。
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