2月21日に決勝が行われ、日本プロ麻雀協会の土井泰昭プロが第8期に続き2度目の栄冠を勝ち取った。
土井プロはトータル3番手で迎えた5回戦に大トップを取り、最終戦はトータルラス目の上野修一プロが東1局から大量点を叩いてトップ目に立ったこともあり、攻撃の手をこまねく水巻渉プロを尻目に悠々と逃げ切った。
ここで紹介するのは5回戦の土井プロの珍プレー。
すでに7万点を超えた南2局の親番で、を引きを切ったのがこの形。
筆者ならシャンポンでリーチをかけるなと思いながら観ていると、同巡トイメンの水巻プロが切ったに「ポン」。
あれれ、これはと間違ってポンしてしまったかと解釈したのだった。確かにマチはアガりやすそうだが、この手を鳴いて3900にするというのも何か釈然としないし、そもそも土井プロらしくない。そう思い局後に聞いてみると、も2枚だと思っていたとのこと。この勘違いが大事に至らなくて本当に良かった。
ちなみに、次巡の水巻プロのツモ切り牌は、もほどなくツモ切られたので、リャンメンでもシャンポンでもアガっていた可能性が大きい。(しかも裏ドラはだったそうだ)
筆者も1~5回戦を勝ち上がることが出来たのだが、準々決勝で上野・平賀聡彦(以上勝ち上がり)・和田聡子プロと対戦して敗れた。
今回の好成績は1回戦の前に土田プロ達と、また4回戦の前には平賀プロ達と發王戦システムでバーサスで鍛えたおかげと感じている。
土井プロはオープン戦を打たないという打ち手だけに、実戦不足をどう補っているのか不思議に思ったのだが、ネットマージャンでみっちりと鍛えたとのこと。
また、一般予選から勝ち上がり、4回戦ではトータルトップに躍り出て、プロ達の心胆を寒からしめた宮城拓二さんの活躍もすばらしかった。
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