本年度より、実際の対局牌譜を例題にして、何を理由に、どんな打牌を選択したかを検討しています。
今回は、2003年度ミューカップイン大阪決勝戦の牌譜より山本ツアーの打ち筋を例題にします。
役満も飛び出るミューカップ史上最多局数の21局にも及ぶ壮絶な決勝戦のオーラス
トータルトップで迎えた山本ツアーは、私の親を流しさえすれば優勝確定という状況です。
そこで手にした配牌が、
ドラ
第1ツモにをツモると、第1打からドラのを打牌する山本ツアー。
をツモ切りした後、ツモ→打で、
以下のイーシャンテンの手牌となった。
図 ドラ
役なしのイーシャンテンになったところで、
上家から、が捨てられた。
仕掛けたところでイーシャンテンであることにかわりはないが、
タンヤオがキープできるメリットもある。
ここまでの捨て牌は以下の通り。
東家 | ↓ | |||
木村 和幸 15000 |
||||
南家 | ||||
須藤 浩 37400 |
||||
西家 | ↓ | |||
忍田 幸夫 24100 |
||||
北家 | ↓ | |||
山本 裕司 43500 |
それでは、今週の問題です。
以上の状況下から、を山本ツアーが仕掛けたかどうかを推理してください。