今回は三宅編集長に代わり、園田賢がお送りします。
僕が、まだプロになりたての頃、所属団体の先輩に誘われてマージャン教室のアシスタントの仕事を1年程していた。
今更ながら、右も左もわからない麻雀プロが教室に行って先生なんて呼ばれながら、麻雀を教えるのはどうかねぇと思うが。
まあ、当時は見よう見まねで自分なりに一生懸命教えていたわけだ。
さて、時は流れて、先日29日30日と編集長の命により日本健康麻将協会のレッスンプロ養成講座を受けてきた。
この資格は、教室で教えるために必要なことをいろいろと学ぶための講座。
半ば面倒くさい感じで行ったのだが、実際講義を受けてみると、「なるほど!」と思うことが多々あった。
- 生徒は麻雀を覚えに来ているのではない。楽しみに来ているのだ。
- なるべく覚えることを少なくし、教えていない言葉を使わない。
Ex. メンタンピン× 切る⇒捨てる イーピン⇒ピンズの1 - なぜ初心者はリャンメンよりシャンポンが好きなのか?
⇒牌の認識能力が低いから。自分が持っているのと同じ絵柄でロンだとわかりやすい。
その他にもたくさん気付かされた。ただ漠然と教室をやっていても駄目なのである。
麻雀を教えるのと麻雀の強さは全く別のスキルである。
麻雀の内容なんて、ある程度以上だったらどうでもいい。教室の講師にとって大事なのは教えるスキルだ。
僕が教室の仕事をしていた時、この講座を受けていればなぁと思う。全国で麻雀を教えている全ての人にお勧めしたい講座である。
次回は2月に開催するそうなので、興味のある人は是非参加してみてください!