ここのところ土田浩翔プロが雀友倶楽部で開講している「麻雀アカデミー」に通っている。
4部構成になっていて、森合店長(日本プロ麻雀協会所属)の前説、何切る問題、本日のテーマ、土田クイズに分かれている。
土田クイズというのは、何切る問題(3問&3択)で土田プロが何を選択するかを当てるというものだが、これがなかなか正解できず、1問当たればやっとという体たらくだ。
それだけ土田ワールドは奥深いということなのだろう。
何切る問題はこの手牌。
南1局 西家 5巡目
ツモ ドラ
これを、約30名の参加者にアンケートを取り、時にはその選択の理由を聞きながら解説していく。絶対の正解を追及するのではなく、色々な考え方を紐解くというスタンスだ。
今回も解答は5通りに分かれるのだが、マジョリティーは切り。
土田プロは「を切りたいところだが」と断りつつも、打であった。
当日のテーマは「<風を考える>第2回 流れの掴み方」。
ごく一部を紹介しよう。
持ち点の少ない時に、点棒に合わせた手作り(すなわち失点をカバーする高い手を狙うこと)は誤りだと説く。自分の状態に合わせた仕掛けやさばきが「流れ」を取り戻す要諦となる。
それとは逆に「風を感じている(=流れが良いと確信している)」時は、極力メンゼンを守り、イーシャンテンにこぎつけたら後は絶対にオリずに打ち切れ!
次回、8月1日のテーマは「七対子2023」、毎年ニューバージョンが誕生するらしい。筆者のような七対子マニアには必見の講義である。