ついに若手3人が飯田最高位を包囲するという布陣の決定戦が出現した。
若手と言っても、村上淳プロ35歳、水巻渉プロ34歳、佐藤崇プロ32歳と他の世界では中堅に属する年代ではある。
それだけベテランの壁が厚かったのか、はたまた打ち手として成熟するのに長い時間を要するのか。
とにかく還暦最高位の飯田プロが、自分よりもふたまわり以上年下の3人を相手にどういう戦いを見せるのか興味が尽きない。
他方、挑戦者たちは10度最高位についている飯田を倒すことの価値にわなないているに違いあるまい。
彼らの中で、誰が逸る気持ちを制御しつつゲームを組み立てていけるのかも見どころと言える。
また、今期の決定戦の目玉として土田浩翔プロの観戦記がある。
意気込みを尋ねると「アガリや振込みではない勝因・敗因を追求したい。自分の麻雀感に引きつけて書くのではなく、ひたすら客観的に見つめるつもりです」という答えが返ってきた。
筆者が観察するに、対局者が対子かぶりするたびに身もだえている土田プロが果たしてそのような観戦記を書けるのか大いに見ものだが、成果は読者の皆さんが確認してほしい。
すでに速報版はアップされている。(リンク【第35期最高位決定戦第1節】速報UP!! – 最高位戦日本プロ麻雀協会 (saikouisen.com))
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