今回は、2004年6月に行われた第2回ミューM1カップ
決勝戦2回戦の牌譜より井上ツアーの打ち筋を例題にします。
トータル4回戦で行われる決勝戦、1回戦目を2着で終え、トップの三原ツアーとマッチレースの様子になってきた2回戦目、親で連荘した三原ツアーがトップ目に立った南1局、7400点差で追いかける井上ツアーの配牌は以下の通り。
ドラ
役牌が暗刻で、チャンタがみえる牌姿です。
しかし、井上ツアーは第1ツモでをツモると、打とし、早くもチャンタを見切り、トップ目三原ツアーの親を流すことに重点をおきます。
そして、2巡目にをツモって早くもイーシャンテン。
図 ドラ
ツモ
1見して、余剰牌は、と手拍子で切ってしまいそうな牌姿です。
一応、メンツ候補は足りていますが、気になるのは、ピンズがカンチャンターツであることくらいでしょうか。
ここまでの捨て牌は以下の通り。
東家 | ||
三原 孝博 38300 | ||
南家 | ||
張 建民 23900 | ||
西家 | ||
忍田 幸夫 23000 | ||
北家 | ||
井上 忠重 30900 |
それでは、今週の問題です。
以上の状況から、井上ツアーが選んだ打牌を推理してください。
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