8月1日 東京麻雀アカデミー

 いささか旧聞になるが、土田さんの東京麻雀アカデミー「七対子2023」を受講してきた。タイトルに西暦がついているのは、七対子の仕上げ方が年々ブラッシュアップされているからとのこと。

 2回シリーズで、第1回は「天秤七対子」。

 2つの狙いを持って打ち進めることを、両天秤にかけると言うが、七対子とメンツ手どちらも狙える手かっこうの時にどう打つかがテーマだ。

 

 まず、冒頭の何切る問題は

二萬二萬三萬三萬五萬赤三筒三筒四筒五筒五筒三索五索七索  ツモ七索 ドラ四筒

 

 喰ってもタンヤオ三色ドラ2のマンガン手だけに、典型的な天秤手と言える。

 土田さんの選択は三索切り

で、ツモ五索でテンパイしたら四筒を切って即リーチだそうだ。

 所謂「筋トイツ」で決めるが、四筒待ちでもアガれる感触とのこと。

 

 赤ありルールなので、七対子党はほぼ1択だろう。

 

 参加者(メンツ派)から出たそれ以外の選択は、打三萬とピンズ外し。

 土田さんは否定はしない。

 ピンズに手をかける場合は五筒からですよ、と細かい指導も入る。裏目の四筒引きや二筒引きでターツの振り替えが出来るという理由。

 

二萬二萬三萬三萬五萬赤三筒三筒四筒五筒三索五索七索七索  ツモ四筒

 

 これなら打二萬七索があり得るか。はたまた、五筒切りのなまくら打法は?

 などと思考は限りなく巡るのであった。

 

 続いて、例題を6問考える。1問紹介すると

 

 東1局 北家 3巡目 原点

四萬五萬赤六萬六萬八萬八萬七筒九筒九筒二索四索東北  ツモ東 ドラ二索

       0   0    01

※牌姿の下の数字は場に出ている枚数

 

 ここで素直に北を切るのが天秤打法であるが、土田さんは七筒四索の2択。

 四萬五萬はツモってくると楽観して良し、とまでおっしゃる。当然東はスルー。 

 ただ、カン三索チーの仕掛け出しは可としている。

最後に

 「天秤をかけていいときとは」の10か条

①タンヤオ・イーペーコーのとき

②一色手のとき

③点数がジリ貧のとき

④ドラがアンコのとき

⑤役牌がトイツに含まれているとき

⑥マイナスで南場の親を迎えたとき

⑦連続形が多いとき

⑧4トイツのままトイツが増えないとき

⑨3者の切り出しが普通のとき(=トイツ場ではない:編注)

⑩7巡目になっていないとき

 

 土田流免許皆伝に半歩近づいたか・・・。