さる10月31日、第15次日本健康麻将協会訪中団は羽田から飛び立った。今回の目的地は北京・中国棋院。
そこで小島武夫団長以下、日本側選手16名と同数の中国選手が中国ルールで戦うのである。(本欄の古い読者には周知のことであるが、中国ルール(国際公式ルール)はこの訪中団がきっかけで誕生した。(2004年11月の日記参照))
この写真でわかるように、中国棋院は国家体育総局に隣接している。
国が運営している施設で5つのゲーム(棋牌)の協会が所属しているのだ。
いちばん有名な囲碁では、中国全土から有望な若手を集め育成していると聞く。その結果、日本でも盛んな囲碁ではあるが、一流プロが歯が立たない。
付け加えると、中国においては日本のように頭と体を切り離しては考えない。それゆえゲームも、頭脳スポーツとして同じ役所が管轄しているのだ。
その中国棋院で対局ができることに筆者は胸躍らせた。というのも、98年にルールが誕生して以来、国家体育総局にはとくにこのルールを普及させようという動きは出なかったからだ。
毎年中国各地で地道に交流大会を重ねた結果、この聖地にたどり着いたという感慨がある。
喜びすぎたのか、結果は散々だったが。(32人中22位、3.5P)
※評価は1位=4P、2位=2P、3位=1P、4位=0P。筆者の成績は2位、3位、同点3位。
アジアオリンピック評議会が主催する2010年の広州大会では囲碁が正式種目になった。(中国のスポーツの概念の証左)
これにマージャンがどう続くかが今後の課題である。