久しぶりにRMUの大会に出場。今回は「Cルール」(※)採用とのことで、赤あり、オカありの競技会は筆者も初体験だ。
2着、1着とオーラスで順位を一つずつ上げ好調な滑り出しだったが、休憩後ラス、3着であえなく敗退した。△5.6は60人中36位。
16人が準決勝に進み、さらに上位4人で決勝戦なのだが、RMUのユニークなシステムは準決まで持ち越したポイントを、決勝で2分の1に縮小するところだ。
たぶん、最後の勝負をスリリングに面白くする工夫なのだろうが、今回はそれがズバリ功を奏す展開になった。というのは藤中プロがぶっちぎってしまったから。
準決終了時に209.1Pを叩き出し、2番手以下にそれぞれ50.9、86.7、94.9Pの差をつけてしまったのだ。トップ・ラスの順位点の差はちょうど50Pなので、3番手とはそうなってもまだ素点で36700点もの余裕があることになる。
それを半分だけ持ち越すことによって誰にでもチャンスが生まれ、とりわけ2番手の竹中プロはトップさえ取れば無条件に優勝できる状況になったのだ。
それでも藤中プロは快調に逃げ、ラス親の竹中プロにこそ最後は約5ポイント差と迫られたが、2回戦以降ずっと首位というほぼ完全優勝を果たしたのであった。
※が一枚ずつ入り、25000点持ちの30000点返し。
この5000点の差のことを「オカ」と呼び、マージャン店の料金や飲食の代金に充てたのが慣わしとなった。RMUの基本の順位点は、15、5、△5、△15ポイント。このトップに対しオカの20000点を加えると35、5、△5、 △15ポイントとなる。