2004年3月22日
「決断の条件」。
打ち手は絶えず何らかの思考を経て打牌選択を重ねていくわけですが、大きな分かれ道に立ったときの「決断」には思考だけで解決できない「胆力」も要求されます。
よく「腹をくくって打て」とか言うように、難しい局面になればなるほど「胆力」が試されるのです。この「胆力」はただマージャンを打ち続けていても身につくものではありません。
元来備わっている人は別として、普通の人々にとっては「胆力」養うトレーニングが必要不可欠です。 「禅」の道でも何でもかまわないのですが、心を鍛錬するトレーニングをすることによって解決されます。
図は安藤プロの手牌です。さて何を切るべきか?
南2局 西家 2巡目 +2,000 ドラ
ツモA. B. C. D.
◆3月22日の解答◆
安藤プロはプロの世界にあっても一、二を争うほど「腹のすわった」打ち手です。
とにかく難局になればなるほどその「胆力」を源とした厳しい一打が放てる人で、この天王戦決勝でもそれが随所に見られました。
この局面も間違えると私の逆転劇が始まるという難しい1局で、安藤プロはに手をかけました。そしてきっちりと混一・対々を仕上げ、優勝を決めたのです。
(A)5点(B)10点(C)7点(D)0点
コメントを残す