打ち手の「思想」や「信念」はレベルの高いゲームには欠かせない要素になっています。
これからプロを目指そうかという若い人たちには特に口を酸っぱくして「思想なき打ち手は卓上から去ってしまえ!」などと辛口なコメントをつい発してしまいます。
勝ちたいなどという低次元の欲望ではないところで打ってほしいからで、思想や信念さえしっかり保たれていれば、どんな難局であっても記憶に残る打ち方ができるというものです。
たとえその勝負に負けても清涼感が残り、また共に戦いたいと敵に思わせるところに価値があるのです。
図は天王戦決勝最終戦の木下理事長の手牌。優勝は難しい局面での一打は何?
南3局 西家 3巡目 ▲2,000 ドラ
ツモ
A. B. C. D.
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