字牌はいつも我々打ち手に何かを教えようとしてくれています。
「この局はあまり前に出ていかないほうがいいぞ!」とか「何点でもいいからとにかくアガりに一直線でいけ!」とか「字牌にはしばらく手をかけずに打っていけ!」とか「早いリーチがかかるから気をつけろよ!」などなど。
字牌がすべてを見通しているかのように語りかけてくれるのです。
だからなのかもしれませんが、私は第1打に字牌を切ることが出来なくなりました。手牌から字牌が1枚消えていく毎にその声が小さくなってしまうように思えてならないからです。
オカシイですか? 図の手牌は天王戦最終戦のラストシーン。
さて木下理事長の第一打牌は何?
オーラス 南家 1巡目 ▲2,000 ドラ
ツモ
A. B. C. D.
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