佐藤崇の第35期最高位決定戦自戦記②

◆2回戦◆
起家から飯田、水巻、佐藤、村上の順。

出来過ぎの感の1回戦。これ以上ないスタートを切れたが、オーラスの仕掛けには少し反省しながら卓に着いた。つい調子に乗りすぎて痛い目を見るのは自分の悪い癖である。
ナメた仕掛けは何一ついい事が起こらない。特に、この3人には…。

開局早々取った配牌がこれ。

三萬三萬四萬七萬七萬二筒二筒四筒五筒六筒三索六索北 ドラ二筒

ここに三萬七萬七索と引いて、6巡目に5200テンパイ。

三萬三萬三萬七萬七萬七萬二筒二筒四筒五筒六筒六索七索

ストレートにリーチでもいいが、水巻、村上が五索八索を1枚ずつ切っているので無難に闇テン。するとすぐに飯田から五索がこぼれる。

色々考え方はあろうが、私は東パツの『入り方』には結構なこだわりがある。
これは一回戦の冒頭にも書いたことだが。

・ゴチャゴチャ動かない。メンゼン重視。
・手役にあまりこだわらず形で打つ。
・基本リーチを目指すが、打点にはこだわらず、アガる事だけ考える。

等々…。これはある種の癖のようなものであるが、まずは麻雀の基本の部分から入っていきたいのである。今は考え方も変わっているが、これはバリバリの流れ論者だった頃の名残りかもしれない。
なのでこの5200は、自分にとって理想的なスタートが切れたと言えるのだ。

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