百三十四回目 好形移行への手順 ☆イーシャンテンの構え方・その6(実戦編)☆

【解答】百三十四回目 好形移行への手順

図 ドラ三萬

二萬三萬七萬八萬一筒三筒三筒六筒八筒七索發發發 ツモ九萬

答え 一筒 切り

テーマを三原ツアーの親流しに重点を置いた局面で、ここから考えられる打牌は2つ。

浮き牌である七索切りと三筒を雀頭に固定する一筒です。

ここから、井上ツアーが選んだ打牌は、一筒でした。手拍子で七索を切ってしまいそうですが、ピンズのカンチャンターツがメンツ候補としては十分形ではないため、六索八索を先に引くようなら、ピンズのカンチャンターツを払い、好形へ以降を狙う打ち方です。

実戦では、打一筒の後、次巡、ツモ五索→打八筒とし、リャンメン変化の多いソウズのカンチャンを残します。

その後は、ツモ四索→打七索

ツモ一筒→打六筒

ツモ三萬→打一筒

十分形になった2巡後、切られた三筒にポンテンをかけて、

三萬三萬七萬八萬九萬四索五索發發發 ポン三筒三筒三筒

この形で、三索を出上がり3900点の収入となりました。

2巡目の段階で七索を切らなかったことが、その後の隙のない十分形への手順へと繋がり最短のあがりへ導いたといえるでしょう。