【解答】百三十二回目 手役を確保する打ち方
図 ドラ
ツモ
答え 切り
テンパイチャンスを優先するならば、打とするところですが、山本ツアーがここで選んだ打牌は、打でした。
理由としては、テンパイチャンスは7種23枚と広いもののカンチャンターツが2つ残りのため、何をツモってきてもとりあえずは役なしのテンパイしか組めない点。
もう一つ、打ならば、チーテンを取ることが可能である点があげられるでしょう。
仕掛けてもドラ2あるので、5800は手堅く上手く567の三色が絡めば、マンガン級まで狙えます。
そう考えてみると、仕掛けがきかず、役なしにしかならない打よりも、手役確定で仕掛けも可能な打の方が実戦的でリーズナブルな打牌であるといえるでしょう。
実戦では、この後ツモ→打で三色は345狙いにスライドさせ、
ツモ→打で、ポンテンのきくイーシャンテンに受けなおし、
ツモ→打で、カン待ちのテンパイとなり、
ツモ→打で、のシャンポン待ちテンパイに待ち変え後、
をツモって、3900オールとなりました。
ツモ
この半荘でトップを取った山本ツアーは、井出プロとのデッドヒートを制し、見事、第7回ビッグワンカップの優勝を成し遂げました。
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